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活動実績

社団法人スクールコーチング協会 1月10日 勉強会 東京秋葉原


「小林 弘典」先生をお迎えして
今後の塾業界の展望と各塾からの質問セミナーを開催しました

社団法人スクールコーチング協会 1月10日 勉強会

これまでは東京実践会のセミナーとして毎年行ってまいりましたが、東京実践会のメンバーの大半が社団法人スクールコーチング協会の会員に参加をしていただいた関係から、今回、実践会の枠を超え、スクールコーチング協会主催の勉強会となりました。

午前中は自己紹介の後、小林先生の基調講演。今後10年後の塾業界、そして、今年の展望をお話しいただきました。


昨年度のリーマンショックでも塾は直後、その影響を受けなかったが、3か月してから影響が急に出てきた。もともと2006年から「中間層の塾離れ不況」が始まっていた。ゆとりの教育が原因の一つだが、学力の構造が富士山型から桜島型になって、できない層が塾離れを起こしていたところにリーマンショックがやってきた。そのため塾業界は昨年、ダブルの不況に陥ったわけだ。


塾はこの10年後も元気であり続けるというお話を市場経済の分析表を基にお話しいただきました。98年、01年、そして今回と上場18社の売り上げがダウンしていることを挙げられ、その都度どうやって回復したかのお話がありました。 また昨年第3四半期には、売上高合計の前年同期比が初めてマイナスに陥った(マイナス0.8%)ことも指摘されました。


これから脱却するために塾業界では昨年、

①価格戦略の導入として授業料の値下げ、低価格塾

②事業構造の転換として新規事業の開発(デジタル教材部門、個別指導部門)

           新市場の開発(幼児教育、小学生英語、公立中高一貫対策等)

③経営基盤強化としてM&A、業務提携と資本提携、社内体制の整備、営業部門の強化

           新社長の誕生

 等が盛んに行われたが、いまだ不況は続いている。


では次はどうすればよいか。

鍵は「新市場」「新規事業」。98年、00年の不況の際、塾業界は、

①個別指導の開発

②高校生市場の開発

③公立小学生市場の開発

という新しい事業分野を開拓し、この3つが貢献してV字型回復した。 しかし、やはり復活には3年はかかるだろう。


特に打っておきたい一手として

①個別指導の新システムの検討(家庭教師型から個別授業型へ)例トーマス

②映像教材の検討(低価格塾への契機となる可能性)オーダーから既製服へ

         いいものを安く

③幼児。低学年教育市場の検討(高学歴の母親の出現がこのニーズを作る)

 自分が大学を出ているから子供もいくだろうと考える 74%

 高卒の場合だと 大学へ行ってほしいと考えるのは 39.9%

 そして母親が何より塾へ通った経験がある世代なのだ


急がなければならないことは

専門化

個別、自立と映像の組み合わせを考える


目を広げ、今の自分にどう生かせるかじっくり考えて眺める年である

民主党は教育にお金を流していく。


午後からは各塾の質問に小林先生が一つ一つ丁寧に答えていただきました。


社団法人スクールコーチング協会 1月10日 勉強会

5時からは小林先生を囲んで懇親会が開かれました。私はね、若い人の教育のために国債を発行しても構わないと思っているんですよ。それを将来彼らが返すことになってもいいではありませんか。一種の貸与型奨学金なのだから。またそのためにタバコが400円になって負担が増えてもかまいませんと熱く語られる小林先生。

一同、大いにうなずきました。


食事を御一緒させていただきながら、塾はね農耕型なんだよとお話をいただきました。耕して、種をまいて、刈り取る。だから最初から狩猟型のように獲物を狙ってはいけない。獲物をとって肉を食べると、その肉からは芽は生えてこない。集まってきた少数を丁寧に育てないとだめですよ、と心に残る一言をいただきました。


教師の役割は

子どもたちに教科の内容を教えること(導入は教材でもよい)、勉強の仕方や生き方等々を指導すること、年上の友達であること。これがなければ子どもたちは塾に来る必要はない。


塾の役割の一つは

Positive Peer Effect=積極的な仲間たちから与えられる好影響の効果。友達の持つ協調圧力を上手に利用すべきだ。