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活動実績

1月24日 コーチングフォローアップセミナー


上級終了者がスキルアップのために研修会を行いました。

 

二人一組でコーチングをしましょう。せっかくの勉強会ですからたくさんお土産を持って帰って頂けたら幸いです。

という辻本先生からの一言から始まりました。辻本先生に主催して頂いた、上級セミナーを受け終えた後の、勉強会です。

二人一組になってコーチングをし、周りで見ている人から気付いたこと、感想などを交わす実践トレーニングを実施しました。


一例を紹介します。
ロールプレイ
クライアント:Y先生
コーチ:辻本先生
以下敬称を略させていただきます。


Y先生 「学習塾でブロック長をしているTという先生で、下にエリアがあって教室があって、いわゆる中間管理職の方の悩みという設定でお願いします。ブロックということで20くらいの教室を束ねているんですが、とにかく部下のやる気がなく、自発的になんでもやっていこうという姿勢が見られなくて、それと上の方も数字数字って言っていて、同僚の教室長も私に対して冷淡な態度で、もう、、、なんか腹立つんです。」
辻本 「そら腹立ちますわなぁ。」
Y先生 「もうちょっと上も考えてやって欲しいし、下も動いて欲しい。」
辻本 「ちょうど真ん中で数字は上げなあかんわ、下も動かんわ。うわぁ~大変ですね。」
Y先生 「そうなんですよ。」
辻本 「もうちょっと具体的に教えてもらってもいいですか?」
Y先生 「そうですね。部下はやる気がないですね。人数増やしたろうっていう思いが伝わってこない。最低限の言われたことはやるけど、自分で工夫してやろうという人間はほとんどいない。人数がだんだん減っていても、自分の責任を感じていないというか、『しょうがないじゃないですか』的な感じで思っていると思いますね。」
辻本 「なんかこう、増やしたろか!みたいに思っている人は居ないんですか?」
Y先生 「一部いますけど、ほとんどが惰性でやっている。そんな感じですね」
辻本 「ということは、現状数字は上がっていない?」
Y先生 「そうですね、数字は上がってないですね。」
辻本 「ということは上からもまた言われるんですよね。どんなこといわれるんですか?」
Y先生 「目標数値に達してないと言われます。でも考えてみるといい教員もうちのブロックにまわしてくれないし、いろんな業務を一杯やれといわれるし。在庫管理をコンピューターでやれ、仕事はいっぱいやれって言うてくるし、教員の余裕もないし、チラシの回数は減らすし、そんな中で数字上げろって上がるわけ無いじゃないですか。上も現場を見て欲しいなとおもいますね。」
辻本 「上は現場を分からず仕事をやれやれやれと言うてくるわけで、チラシの回数も減らすぞ。なんか両手両足を取られている中で頑張らないといかんという感じなんですね。」
Y先生  「そうなんです。私なんかブロック長やっていますが、週六日授業やって、私こんだけ一生懸命やっているのにみんな全然分かってくれないんですよ。」
辻本 「月から土曜日まで朝から晩まで授業しているんですね。」
Y先生 「それやのに、教室長とかは平気で週2回休んでいますからね。それで数字が上がっていない。」
辻本 「今、なんか事務作業に追われている感じを受けるんですが、部下の意識を変える時間がないように感じます。」
Y先生 「いや、会議で言いますよ。」
辻本 「お前らなにしとんのや。と言うてるわけですね。」
Y先生 「そうです。自分で本読んで部下の意識を変えられそうな話とかをしていますよ。」
辻本 「でも好転の兆しはあんまりないと?」
Y先生 「そうですね。あんまりないですね。」
辻本 「お体大丈夫ですか?」
Y先生 「体は丈夫なんで大丈夫です。」
辻本 「どうですか?この現状をどうにかしたろうという気持ちは?」
Y先生 「あ~なんとかしたいですね。もっといい教員を回して欲しいですね。うちのブロックにいる教員はやる気が無くてだめですね。隣のブロックとかはやる気があって一生懸命やる若手も多くて、ああいうのがうちにもきたらもっとよくなりますよ。」
辻本 「隣と比べるとうちはちょっとひどいなと、見劣りするなと思ってるんですね」
Y先生 「そういうのしかまわしてこないですよ。」
辻本 「どうですか?現状を打破しようというのは?」
Y先生 「やっているんですが、下が悪いとなんぼやってもだめやと思います。」
辻本 「今聞いてて、やりたいけどだめやねん。というそんな感じですか?」
Y先生 「私はやることやっていますから。部下の教育もちゃんとしていますし。ただ、彼らが動かないんですよ。」
辻本 「そんな感じなんですね。彼らが動いてくれるといいわけですね。」
Y先生 「そうですね。でもあいつらは変わらんからもう、取り替えてええのが来てくれたらそれでいいんです。」
辻本 「ふんふん。もう変われへんと。方法としてはもう変えるだけしかないと。ちょっと今感じたのは投げやりな感じを受けたんですがどうですか?」
Y先生 「私がこれだけ一生懸命やっているのに、誰よりも働いてるつもりですけどねぇ。」
辻本 「一生懸命やっているのに、下は動かない、上からも言ってくる。」
Y先生 「普通上がこんだけやっているのをみたらその背中見て下もうごくでしょう?彼らにはそういう感性がないんですよ。彼らはやる気がないんですから。」
辻本 「今の田中先生のしんどさ、苦しさがすごく伝わってきます。現状がOKというわけじゃないんですよね。理想っていうのはどういうのをお持ちなんですか?」
Y先生 「それはもうみんな生き生きやりだして、自分でいろんな工夫やりだして、成績上げました!人数増えました!という報告が会議でバンバン出てくるようになってほしいですね。」
辻本 「そしたら嬉しいでしょうね。」
Y先生 「そうですね。嬉しいですね。」
辻本 「ちょっと思ったのは、ちょっとやれば良くなるような感じはしなかったんですが、週6回授業して大変なんですけど、なんかちょっと一つチェンジをする、対策を打てる所ってないですか?」
Y先生 「ん~会社が報奨金を出してくれたら、一部の人はやる気を出すかもしれない。」
辻本 「報奨金があれば変化するかもしれないと。その可能性はあるんですか?」
Y先生 「上が決めること何で分からないです。」
辻本 「分からないんですね。今ちょっと聞いていて感じたことは、T先生が一生懸命頑張っているのがものすごく伝わってくるんです。最近読んだ本で『自分が源泉』という言葉があるんですよ。自分の周りが上手く言ってないときは周りが変わることを願っている。自分は自分でOKだ。自分は良いんだけれども周りが動いてくれないから駄目なんだ。という鈴木博の本を読んだんですけれども、先生もそういう風に感じてらっしゃるように感じたんです。ちょっと自分のほうにも原因があるという考え方なんですけど、どう思いますか?」
Y先生 「私に原因ですか?私が悪いって事ですか?」
辻本 「いや、悪いというより、先生が変わると周りも変わるという考え方です。」
Y先生 「私も一生懸命やっているんですけどねぇ。」
辻本 「そうですよねぇ。先生が一生懸命やっているのがすごく伝わってきます。先生が1ミリ変わると部下、上司は1センチ変わるかもしれない。」
Y先生 「変わるってもっと働くっていうことですか?週7回授業しろとかそういうことですか?そんなことしたら私倒れちゃいますよ。」
辻本 「そうですよねぇ。今やっている仕事を見直して部下に回せる仕事は回して、部下の育成に時間を割いてみるという形もあるかなっと思ったんです。」
Y先生 「部下に任せられたらいいんですけど、今のクラスも私じゃなかったら辞めてしまう子がいるんですよ。だから部下がもっとしっかりしてくれたら、私もなんぼでも任せられるんですけど、彼らがそんなんだから結局私の仕事ばっかり増えてきちゃうんですよ。」
辻本 「確かに、減らすことは良いけれども、減らすことで問題も出てくると。」
Y先生 「数字ももっと悪くなっちゃうしね。」
辻本 「結局先生はどうしたいんですか?」
Y先生 「どうしたい?う~ん。授業もちゃんとやってくれて、みんながもっと頑張ってくれて数字出せたら一番嬉しいですよね。」
辻本 「そのためになにかできることはないですか?」
Y先生 「私が出来ること?授業すること以外にですか?」
辻本 「え~ひとつ提案しますね。例えば、授業を全部やめて他の方に代わる。そして授業をやめることの問題も出てきます。その代わり、先生が授業全部回って、20教室全部回って意識を変えていく指導をしていく、というのはいかがでしょうか?」
Y先生 「私が授業を全く持たないということですか?多分会社がそんなことは認めてくれないと思いますが、そうなると、部下がやる気をだすような話をもう少しできるかもしれませんね。そうですね。授業がまだ下手な部下にいい授業の進め方を教えたりだとかは出来ると思います。」
辻本 「そういうのすごく大事です。私が知っている範囲では大手塾さんの20教室持っている責任者さんって誰も授業を持ってないです。先生は授業やってはるから、そちらの業務が少し抜けるという感じですね。」
Y先生 「そうですね。全部授業抜けるっていうのは無理だと思いますけども、ちょっと減らしてその分部下育成に時間を使うのはできるかもしれですね。」
辻本 「先生が今まで培ってきた自分のノウハウだとか教室運営だとかっていうのを彼らは直接的に教えて欲しいと思っていると思いますよ。それを教え上げたらよし、やってみるか!という気持ちになるんじゃないかなって思ったんですけど、どうですか?」
Y先生 「あ~なるほど。彼らもやり方が分かってない。彼らなりにやろうと思っていたけどやり方が分からなくて困っていたというところもあるかもしれない。それだったら教えてやらないとあかんな。」
辻本 「だから来年の三月からでもね、少し減らしていくのはどうでしょうか?という提案です。」


周りからのQ&A

Uさん 「T先生のしんどい・頑張ってるっていう気持ちをきっちりと受け止めてから提案しているのでクライアントもその提案を受け入れやすくなっているのがすごいなぁと思いました。」
Aさん 「普通かなりむかつく相手やし、反論したくなるのに、ソフトに受け止めていってるのがすごいですよねぇ。」
辻本 「いや、むかつく、むかつかないということより、この人は病んでることは事実でしょ。この人はどんな理屈か知らないですけど腹立っているわけですよね。その腹立っているということを受けているだけで、私の主観は関係ないでしょ、ということです。その人が病んでいるその事実を受け止めてあげる。私がその悩みを評価する必要は無いわけです。『お前病む必要ないやろ』とか『お前もっとやらなあかんやろ』とか『お前理不尽やろ』とか言うことは関係がないないわけです。」
Y先生 「でも10人居たら9人はもうそう思うでしょうね。」
辻本 「例えば、お母さんがお母さんの悪口で、主人と関係がおかしくなって来ますよね。それ聞いていてね、『そらお前男の気持ち分かったれよ。主人は一生懸命働いとるんや、なんでそんなこと言うねん。』というのはあったとしても関係ないわけですよ。『先生成績下がったんですよ』と来たとき、『そらお前勉強せんかったからやんけ』というのではなく、『成績下がったんやなぁ。お母さんに怒られてつらい思いしとるんやなぁ』ときっちり受け止めてあげる。」
T先生 「自分が源泉という言葉が本に出てきたと仰ってたんですが、本のタイトルを教えていただけないでしょうか?」
辻本 「「自分が源泉」著者は鈴木博ですよ。お前が悪い、家が悪い、社会が悪い、家族が悪い、上司が悪い、会社が悪い、嫁はんが悪いと言うたとき、自分が3倍悪いんやと思わなあかん。そう思うと解決できる、という考え方です。」
Y先生 「さっき言いながら、それを言ってくれないかなと思いながら話していました。どっかに叱ってくれないかなと思っていました。自分は絶対悪くないんだ、と思って話してる人ほど、自分が絶対悪いんだという後ろめたさとかあると思うんですよ。提案という形をとってくださいましたが、仮定の話という方法もあったと思います。「もし、授業がなかったとしたら何されます?」というような質問の仕方でも良かったと思います。信頼関係がある場合は提案で全然抵抗感無かったんですけど、今回のようなクライアント、イライラオーラ出している人にはティーチングだけの内容だと『聞かないぞ』という所もあると思います。」
辻本 「でも基本的に、自分の置かれている状況を受容してくれるとすると、その段階で何が起こるかと言うとね、『奥さん大変ですねぇ』と聴きっちゃうと、『実は私も悪いところもあるんですよ』とかね、出てくる可能性高い。それを上手に拾ってあげるんですよで、子供も、『そうかぁ、大変やったなぁ』って聞きっちゃうと、『いやでもな、先生実は俺も油断してたとこあってん。ちょっと勉強せーへんかったとこもあってん。』そこで、『そういう風に反省してるんやなぁ。』と拾ってあげる。」


今日の感想・決意

Aさん 共感というのが今日の私のキーワードになりました。共感してもらえるというのがクライアントにとってすごく大きいんだなぁと。そこがあるとないとでは後が全く変わってくるんかなぁと思いました。クライアントのそこをいかに分かってほしいのかがわかった気がしました。
Uさん 今日大きな気づきがありました。最近はコーチングの言葉とか質問の仕方に気持ちが行っていたんですが、さっきの「その人が病んでいるのが事実」というのが、やっぱりその人に寄り添う、共感しようという気持ちがあって始めて受け取っているというのがクライアントに伝えることができると感じました。もう一つは、聴ききると、「実は私も悪いところあるねん。」という本音のところがでてくるということを学ばせてもらいました。そういう客観的な所を出してもらうためにも、寄り添うと言う気持ちをもって接すると同時にコーチは客観的に一歩離れて見るということが大切なんやなぁと思いました。
Y先生 みなさんの見せていただいて、刺激っていうのは本当に大切なんやなと感じました。あとは自分のキャラクター、得意なところ、苦手なところを知っていると、一つのフォームが出来ると思いました。
Nさん 「コーチングの実践の場はあるんですが、コーチングのスキルを伸ばす場が無かったのですごくありがたかったです。今日もたくさんのお土産を頂いて帰らせてもらいます。」


以上で終了です。

レポーターはα特進会の上村先生にお願いしました。